ボルドーという町について
ボルドーはフランスの南西、大西洋のすぐそばにある中くらいの町。
ここでの暮らしが3年を過ぎようとしているので、いろいろ忘れないように書き残しておきたいな、それが次にボルドーに来るひとの役に立てたら嬉しいな、、、
ボルドーはフランスで7か8番目に大きい町らしく、つまりは都会ではないけど田舎町でもないよくらいのランクなのかな?
ワインで有名な(しか有名じゃないかも)ボルドー、観光名所は限られてるのだけども、観光はもういい!バカンスがしたいんだ!!!というひとにはぴったり!?なのでは!?!?。エアビーエヌビーでアパートを一週間かりて、暮らしてる感じを味わうのに最適な町だと思うな。
パリのエッフェル塔のように、ボルドーのランドマークはPlace de la Bourseという広場の Miroir d'eau (水の鏡)。夕方、日がもう沈むぞというぎりぎりの時刻が一番きれいなのでおすすめ。とりあえず今日はここまで!ネタがなくなる。
Bordeauxカフェ巡り Café Plume
ボルドーもそろそろ夏に。
でもこの「そろそろ」が4月ぐらいからずっと続いていて、みんな何着ればいいかわからなくなってるんだな、、、
30度超えの日が続いたかと思えば、10度下回る日があったりして、コートを着る6
月とはなんぞや、、、氷河期か、、、
それでももうとっくにサマータイムは到来しているし、夜も9時半まで明るい。
フランスの春夏が素敵なのは、テラス席でカフェを飲んだり食事ができるようになるところだと思う。
今日紹介したいのは店内に座っても、カウンター席がオープンに開け放たれていて、外と中がつながってるような気持ちいカフェ、カフェ PLUME 32 Rue Cheverus 33000 Bordeaux
おすすめはキャロットケーキと、アップル&ジンジャーアイスティー。カフェごはんも出来て、ベジタリアンの方向けのメニューも。野菜やお豆類など身体に良さそうなものがいっぱい使われているイメージ。ご飯はちょっと高いかな。ケーキは3.5ユーロから。
このキャロットケーキのうえのクリームがめちゃめちゃ美味しい!!そしてアップル&ジンジャーアイスティーも、アップルパイのような味で最高。
Wi-Fi有り、コンセントあり。
遠い旅路の目的地
ミヒャエル・エンデの「自由の牢獄」という短編小説集に、『遠い旅路の目的地』と名付けられた一編がある。大学を卒業してすぐにフランスの大学院に通い始めたのだけれど、未だに自分がどこを目的としているのか曖昧なのでこのタイトルを借りてきた。ブログをはじめようと思ったのも、自分が日々考えたり思いついたりしていることを残したくなってきたから…一年後、いや何か月か先に、始めて良かったと思えるといいな!
『遠い旅路の目的地』は、幼少期から家、家族というものをもたず、ホテルで育った男が「故郷」を探すようになる話なんだけれども、
「故郷」は別に自分が生まれ育った場所でなくとも良い。未だ訪れたことがなくとも良いのではないか、っていう主人公の考えかたに私はめちゃめちゃ影響されました。それはこれから探し求めるものであってもいい。
カポーティの「ティファニーで朝食を」にも共通する所があると思っている。主人公ホリー・ゴライトリーは言う。「自分といろんなものごとがひとつになれる場所をみつけたとわかるまで、私はなんにも所有したくないの。そういう場所がどこにあるのか、今のところはまだわからない。でもそれがどんなところかはちゃんとわかっている」
この台詞にはなんか妙に感じ入っちゃう所があって、ああ、自分もきっとそんなような所を探し求めているんだなと思った。自分が本当に、自分でいることが出来る場所。満たされていると感じられる場所。それは未だ足を踏み入れたことのない世界のどこかかもしれないし、もしかしたらもう既に訪れたことがあるかもしれない。あるいは、特定の誰かといる時間そのものかもしれない。いつかそういう所を見つけられたらいいな、とずっと思っている。「そこがアフリカの掘ったて小屋であれ、なんであれ」。